加工古紙のリサイクル

光沢加工されたものが「光沢加工古紙」となると、紙は製紙工場でトイレットペーパーやティッシュぺーパー等の再生紙になり、光沢加工の材料(樹脂)は、焼却すると完全燃焼し、二酸化炭素と水に分解され、灰も残らないので、固形燃料に加工されています。

光沢加工の特徴は、商品を保護し長持ちさせることで、役目を終えた後も再生紙やエネルギー源になり、循環型社会に貢献しています。

残紙のリサイクル

  1. 印刷済未加工紙・一般パルプ原料の上質紙・コート紙、石油系樹脂原料合成紙の分別回収
  2. ミックスペーパー
    • 塩ビ以外のOPPやPETを貼った紙を印刷業界では、ミックスペーパーと呼びますが、このミックスペーパーは、再生の初期工程で、パルプとフィルムを分ける時にインクがフィルムに付着して剥離するため、フィルムを貼っていない紙に比べて、脱墨(紙からインキを抜く工程)する際のエネルギーが驚くほど低減されるため、リサイクルしやすくなっていました。
    • 現在王子製紙斎藤紙業さんで東京都光沢加工紙協同組合のミックスペーパーは、全てリサイクルされています。私共の仙台市でも、いまだにラミネートされている紙やコーティングされている紙は、あたかもリサイクル出来ない様な扱いをされていますが、厳密に言えば、リサイクルは出来ますが、工程が別なので、分別が必要ということなのです。
    • 東北の製紙工場でも受け入れ可能なのでしょうが、はっきりと受付けますと言う製紙工場は残念ながら、まだ、いらっしゃらないようですので、王子製紙さんに直送してリサイクルして頂いております。もし、どなたか、東北でそのような製紙会社さんをご存知でしたら、是非、ご紹介くださいますようお願いします。
  3. フィルムラミネート済=片面・両面・厚紙・薄紙の分別回収
    • OPP・PET・PEと硬質PVCの分別回収(硬質PVCは建築材料廃棄物と同様にマニフェスト埋立)

サイトマップ

© SPIC SUZKI.